ED治療薬シアリス詳細
| ED治療薬シアリス詳細 | |
|---|---|
| 薬剤名 | シアリス |
| 製薬会社 | イーライリリー社 |
| 有効成分 | タダラフィル |
| 薬剤画像 |  |
| 用量 | 10ｍｇ・20mg |
| 効果が出るまでの時間 | 1時間～2時間 |
| 効果持続時間 | 30～36時間 |
| 食事の影響 | 受けにくい |
| 主な副作用 | 顔の火照り・目の充血・頭痛・動悸・鼻詰まり・視野が青色調に見える |
| 薬剤の特徴 | バイアグラやレビトラより効果がマイルド。効果が出るまで時間がかかる分、長時間作用特徴 |
| デメリット | 服用から効果が出るまで時間がかかる |
シアリス（一般名：タダラフィル Tadalafil）
| ED |
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シアリスとは
シアリスは20mg錠が人気
世界初のED治療薬バイアグラが登場したのが1998年、2004年にレビトラが続いて登場し、3番目のED治療薬シアリスが登場したのは2004年のことです。製造販売は日本イーライリリー社が手掛けており、主成分であるタダラフィルの容量に応じ、5mg錠、10mg錠、20mg錠と3種類の容量が流通しています。容量による違いですが、効果が単純に容量に応じて高くなっていくのに対し、副作用については有意差がありません。そのため、ユナイテッドクリニックでは、最も効果を実感できる20mg錠が希望される患者様の多い人気の薬剤になっています。
シアリスの作用機序
シアリスは血管拡張作用を持つ
ED治療薬は全てPDE-5阻害剤という種類にカテゴライズされます。陰茎海綿体で勃起に必要なcGMP（環状グアノシン一リン酸）という血管拡張作用を持つ物質を破壊する「PDE-5（ホスホジエステラーゼ）」という酵素の働きを抑え、cGMPを十分な量で保つことで血流を改善。勃起の発現及び持続を促してくれます。
シアリスの効果時間
シアリスは抜群の効果持続時間
シアリスは即効性タイプのバイアグラやレビトラとは異なり、非常に長い持続性と食事やアルコールの影響を受けにくいことが特徴です。その分効果としてはややマイルドで、効果の発現まで1～2時間程度を要しますが、服用後は30～36時間と非常に長時間に渡り効果を発揮してくれます。その効果の長さゆえ、金曜日の夜に服用しても日曜日まで効果が持続することにちなんで、欧米では「ウィークエンド・ピル」と呼ばれることもあります。バイアグラ（3～6時間持続）やレビトラ（5～8時間持続）と比較すると、シアリスの持続時間はスバ抜けています。なお、よく勘違いされがちですが、ED治療薬の効果が続く間ずっと勃起しっぱなしということはありません。ED治療薬はあくまでも性的な興奮を感じた際に、勃起をしやすくするお薬です。性的興奮や刺激なしに、勝手に勃起させることはありませんのでご安心ください。
シアリスの飲み方・服用方法
シアリスは食後でも大丈夫
シアリスは1日1回、1錠を服用します。牛乳やグレープフルーツジュースなど、相性の良くない飲料もあるため、極力水や白湯で服用してください。シアリスは食事の影響を受けづらいと言われていますが、全く受けないわけではありません。食後の服用も可能ですが、直前の食事が脂っこいものだったり、食べ過ぎてしまっては効果が減退してしまいます。目安としてはカロリーを800kcal（牛丼並盛1杯強程度）に抑え、腹八分以下の量で食事を済ませるようにしましょう。シアリスも他のED治療薬と同様、空腹時の服用がベストであることは変わりません。アルコールについても同様で、適量であればリラックス効果など良い面もありますが、飲みすぎれば神経伝達を阻害し、勃起そのものがしにくくなってしまいます。
シアリスの副作用
何れも軽微なので過度な心配は不要
シアリスは効果が緩やかな分副作用も控えめです。しかし、症状としては他のED治療薬と同様、顔のほてりや目の充血、鼻づまりなどが報告されています。近いイメージとして、ほろ酔い程度にアルコールを摂取した状況と言えば伝わりやすいでしょうか。ED治療薬を服用して副作用が表れるのは概ね3～4割程度の方に過ぎず、6～7割程度の方は副作用なく服用できるとされていますし、仮に副作用が出てしまっても重篤な症状になる事は稀ですので、過度に不安になることはありません。
シアリスの併用禁忌薬と禁忌
シアリスと併用することで急激に血圧を下げる可能性のある薬剤を服用している方は、シアリスを服用できません。具体的には、狭心症治療に用いられる硝酸剤やニトログリセリン、慢性血栓性肺高圧症治療薬のアデムパス錠などです。また、心臓病などの理由で性行為自体を禁止されている方、極度の高血圧及び低血圧の方、3ヶ月以内に心筋梗塞、または6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血の既往歴のある方なども同様に服用ができません。上記はあくまでも一例であり、禁忌の全てを網羅したものではありません。自己判断での服用は絶対に避け、医師の診察を受けてから処方してもらうようにしましょう。
シアリスの通販・個人輸入は危険
大手製薬会社合同調査によれば60％が偽物
インターネットを利用した個人輸入代行や通信販売でもシアリスは取り扱われており、その気になれば簡単に購入することができます。しかし、インターネット上には健康を害する恐れのある偽造品が多く紛れ込んでおり、製薬会社の行った調査によればおよそ6割が偽造品だったことが明らかになっています。病院やクリニックといった医療機関であれば偽物を処方されることは絶対にありませんし、医師の診断のもと安全性なども考慮したベストの選択肢を提示してくれます。安いから、直接会って診断を受けるのが恥ずかしいからなどの理由で、インターネットを介して安全性の保証されていない薬剤を購入するのはやめましょう。
