ED治療薬レビトラ詳細
ED治療薬レビトラ詳細 | |
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薬剤名 | レビトラ |
製薬会社 | バイエル薬品 |
有効成分 | バルデナフィル |
薬剤画像 | ![]() |
用量 | 10mg・20mg |
効果が出るまでの時間 | 15分~30分 |
効果持続時間 | 5~8時間 |
食事の影響 | 受ける |
主な副作用 | 顔の火照り・目の充血・頭痛・動悸・鼻詰まり・視野が青色調に見える |
薬剤の特徴 | バイアグラと類似 効果が出るのが早く硬さが出やすい薬剤 |
デメリット | バイアグラ、シアリスより禁忌薬が多い 65歳以上は20mgが適応外 |
レビトラ (一般名:バルデナフィル塩酸塩水和物 vardenafil hydrochloride hydrate)
ED |
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- ・全ED治療薬の中でNo.2の即効性
- ・バイアグラ、シアリスに続く世界3位の人気
- ・ジェネリック医薬品の販売は2020年頃と噂されている
レビトラ(成分名:バルデナフィル)は、ドイツのバイエル社が製造・販売を行っています。バイアグラに次いで登場した2番目のED治療薬で、アバナフィル(ステンドラ)が登場するまでは最も即効性に優れたED治療薬として知られていました。タイプとしてはバイアグラに類似しており、やや食事の影響を受けづらくなっていますが、併用禁忌薬の種類が多くなっているなど使いづらい面もあります。世界的な人気としてはバイアグラ、シアリスに続く3番人気のポジションを獲得しています。
レビトラ処方
レビトラの容量には5mg錠、10mg錠、20mg錠がありますが、一般的なED治療に用いられるのは10mg錠か20mg錠であり、5mg錠の使用頻度は高くありません。20mg錠は最も効果を得られるため、10mg錠を服用したが効果が得られなかった方や、糖尿病など病気の影響でEDの症状が重い方などに推奨されます。なお、安全性が確立されていないため、日本国内では65歳以上の方への20mg錠の処方の適応がありません。高齢の方は年齢制限のないバイアグラやシアリスの服用が推奨されます。
レビトラの効果
即効性が魅力のED治療薬
レビトラはPDE-5という勃起の妨げになる酵素の働きを抑制することでEDの症状を改善してくれますが、性欲増進効果や性感染症を予防する効果はありません。主成分であるバルデナフィルが即効性に優れているため、服用後15~30分ほどの早いタイミングで効果が表れ、5~8時間持続します。
ED治療薬を服用すると、勃起時にしっかりとした硬さが出るようになることで感度が下がり、持続時間が伸びることがありますが、あくまでも副次的なものであり、ED治療薬に早漏治療効果はありません。早漏治療をご希望の際は、早漏治療薬であるプリリジー(ダポキセチン)などの併用がお勧めです。
レビトラの飲み方・服用方法
レビトラは性行為の15~30分前に、水や白湯で服用してください。ED治療薬は全て食事の影響を受ける薬剤であるため、しっかりと効果を出すにはできるだけ空腹時に服用していただく必要があります。どうしても食事が避けられない場合は、食前であれば服用後に効果が出始めてから軽めに食事をとります。食後であれば最低2時間程度時間を空けて服用しますが、その際は脂っこいメニューを避けて腹八分目程度の量で済ませてください。
アルコールは適量であればリラックス効果などメリットも期待できますが、度を越えてしまえば逆効果です。EDの症状を誘発してしまったり、レビトラの効果が薄れてしまったりといったデメリットがありますのでご注意ください。
レビトラの副作用
基本的な副作用は飲酒時の症状に似ている
他のED治療薬と同様、頭痛や顔のほてり、動悸、鼻づまりなどが挙げられます。薬剤の作用で一時的に起きているだけなので、イメージとしては飲酒後のほろ酔い近いものです。慣れてくればレビトラの効果が出始めたサインとして利用することもできます。
そもそも約7割程度の方は副作用を感じることなくレビトラを服用できますので、副作用について過度の心配は不要です。
レビトラを服用出来ない方
以下の項目に該当の方は服用ができません。
- 硝酸剤を使用中の方
- レビトラ(バルデナフィル製剤)を服用し過敏症を起こした事がある方
- 心血管系障害等の事情で性行為自体が不適当であると診断された方
- 重度の肝障害がある方
- 過去6ヶ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞の既往歴がある方
- 重度の低血圧(血圧90/50mmHg以下)や高血圧(最大血圧170mmHg又は最小血圧100mmHg)の方
- 不安定狭心症の方
- 抗ウイルス剤(HIV治療薬)、内部の抗真菌薬を服用中の方
- 網膜色素変性症の方
- 先天的不整脈がある、あるいは抗不整脈薬を使用中の方
- 透析中の方
以下の項目に該当する方は服用ができません。
ご不明な点等ございましたら当クリニックへの電話や医師にご相談下さい。
レビトラのインターネット通信販売・個人輸入代行について
安くて手軽なインターネット通販には危険もある
レビトラは2018年1月から製造元であるバイエル社の供給遅延が発生した関係で流通が不安定になっているため、インターネット上の通信販売や個人輸入代行を通じてレビトラの購入を検討した方も多いのではないでしょうか。しかし、インターネットで流通している薬剤の多くは偽造品であると言われており、製薬メーカーや厚生労働省もその危険性を指摘しています。
気軽に購入できたり病院で処方を受けるより安価であったりと、魅力的な面もあるのは確かですが、万一偽造品を服用してしまうと重篤な健康被害が起きてしまうことも考えられます。
ED治療薬は必ず正式な医療機関を受診して処方を受けるようにしてください。